なぜ「買い建て=ロング・売り建て=ショート」と呼ぶのか?

なぜ、買い建て=ロング、売り建て=ショート、と呼ぶのか?

FXでは「買い建て=ロングポジション、売り建て=ショートポジション」と呼びますが、なぜそのように呼ぶのかは謎ですよね?特にFXを始めて間もない方は「どっちがどっちなのか?」混乱してしまう時もあるでしょう。

ただし、調べてみたところ、「これだ!」という明確な語源や由来はなさそうでした。

しかし、いくつか参考になりそうな解説はありましたので、今回は「買い建て=ロング・売り建て=ショート」と呼ぶ理由をご紹介していきます。

ロングは強気、ショートは不足という意味

もともと、ロング、ショートは持ち高(ポジション)の状況を表す用語です。
日本の銀行の場合、持ち高において外貨の買い持ちのほうが多い状態のことをロング、売り持ちのほうが多い状態のことをショートといいます。
英語のロングには「強気」という意味があるからです(強気→買い)。
一方、ショートには不足という意味があります(不足→売り持ち)。
ロングを買い、ショートを売りという意味で使うのは、転用でしょう。
出典:YAHOO!知恵袋

『ロング、ショートはポジションの状況を表す用語』という部分には共感できますね。つまり、単純に「買い=ロング、売り=ショート」ではないということです。

なぜなら「ロングポジション・ショートポジション」という言い方はしますが、「ロング注文・ショート注文」という言い方はしないからです。ただし、「ロングエントリー・ショートエントリー」、「ロングする・ショートする」という言い方はしますけどね。

また、『ロングには強気、ショートには不足という意味があり、その転用でしょう』という部分には、なるほどなと思いました。

相場用語には「ブル(Bull、雄牛)=買い(強気)、ベア(Bear、熊)=売り(弱気)」という言葉もあります。

「ロング・ショート」と「ブル・ベア」どちらが先にあった言葉なのかは不明です。しかし、仮に「ブル・ベア」が先だったとすれば、「ブル ⇒ 強気 ⇒ ロング」と転用されていった流れは自然と考えられるでしょう。

ロングは長期間保有し、ショートは短期勝負

買い建ては値上がりを待って比較的長い間、株などを持ったままにしておくことからです。
逆に売り建ては短期間に勝負しないといけないからです。
出典:教えて!goo

この『期間』という考え方は非常に分かりやすいですよね。「ロング・ショート」の意味がそのまま当てはまります。

ショートはショートセリング(カラ売り)が短縮されたものです。
もともとロングもショートも、株や商品相場の信用取引などで使用されていました。
呼称の由来・語源は明確ではありませんが、買いは値上がり益を狙って長く保有し、カラ売りは一時的なヘッジのためだから、と解釈するのが自然のようです。
出典:必勝FX

ここで解説されている『カラ売りは一時的なヘッジのためだから』という部分も、売り建てをショートと呼ぶのに理解しやすい考え方ですね。

ということで、この2つの解説をまとめた上での、僕なりの解釈がこちらです。

一時的な値下がりに耐えるために生まれたリスクヘッジの手段である「空売り=ショート・セリング」に対して、値上がりを期待して長期間保有する買い建てが「ロング」と呼ばれるようになった。

つまり、「先に売り建てがショートと呼ばれるようになり、後から買い建てもロングと呼ばれるようになった」ということです。

海外でもロング・ショートと呼んでいるのか?

ちなみに、今回この件を調べるにあたって、「ロングやショートと言うのは日本だけなのかな?」という疑問が思い浮かびました。なぜなら、海外では「buy」と「sell」としか言わないイメージがあったからです。

そこで『forex long position』で検索をかけてみると、海外の投資関連と思われるサイトがいっぱいでてきました。googleの翻訳機能を使って読んでみると、やはり海外でも「買い建て=ロング・売り建て=ショート」という意味になっています。

また、外国人トレーダーの「ロブ・ブッカ―」氏の本を読んでみても、「ロングポジション・ショートポジション」という言葉が使われていました。

ですから、「ロング・ショート」というのは、和製英語ではないと言えるでしょう。

まとめ

今回は「買い建て=ロング・売り建て=ショート」と呼ぶ理由について、いくつか参考になりそうな解説をご紹介しました。

  • ロングは強気、ショートは不足という意味
  • ロングは長期間保有し、ショートは短期勝負
  • 海外でも「ロング・ショート」という言葉が使われている

聞きなれない内は「どっちがどっちなのか?」混乱してしまうこともありますが、こうして意味を理解すると、迷わず使えるようになりますね。

参考にしていただけると幸いです。

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