用途が多数!?パラボリックの使い方

用途が多数!?パラボリックの使い方

パラボリックは、RSIPIVOTを開発したJ.W.ワイルダー氏が考案者です。

計算方法が非常に難しいトレンド系指標の一つですが、今回はパラボリックをトレンド判断・エントリー・決済で使用する方法について解説していこうと思います。

トレンドには強いが、レンジには弱い

パラボリック トレンドとレンジ

こちらのチャートでは、左に上昇トレンド、右にレンジの局面を並べてみました。

比べて頂くと一目瞭然ですが、トレンド時にはローソク足を後追いするように、しっかりと下に張り付いて連続して表れていますが、レンジでは、上に付いたり、下に付いたりを繰り返しています。

このように、パラボリックも他のトレンド系テクニカルと同様に、トレンド相場では威力を発揮しますが、レンジ相場にはめっぽう弱いツールです。

エントリーに使う方法

リペイントされる

パラボリックで気を付けて頂きたいのが、リペイントされるという事です。

ちなみに、リペイントというのは、ローソク足の形成途中にシグナルなどの方向が変わってしまうことですが、パラボリックはこれが起こります。

パラボリック リペイント

たとえば、このチャートの真ん中にあるローソク足が始値の時点では、パラボリックはローソク足の上に表示されていました。

しかし、値動きが進みパラボリックにぶつかると、それまで上に表示されていたパラボリックは下に変わってしまいます。

過去のチャートを見ていくと、パラボリックはなかなかローソク足に触れていませんし、わりと絶妙なところで切り替わっているように見えますが、それは単にリペイントされているから、そのように見えるだけなのです。

パラボリック リペイント2

このローソク足は、最初下に大きく動いて、後半に上に伸びていったケースです。

そして、このケースではパラボリックも最初は下に表示されていましたが、ローソク足にぶつかり上に表示がリペイントされています。

しかし、その後上昇してきた時は、リペイントされずに、そのままローソク足の中の実体の中に入ってしまっています。

ただし、使用するチャートシステムによっては、この辺も変わってくる可能性もありますので、1分足などの短めのローソク足をず~と眺めてみて、そのチャートでは、パラボリックがどのような動きをするのか確認してみて下さい。

ちなみに、今回の解説ではMT4を使用しています。

また、自分の使用しているテクニカルがどのような動きをしているのか?というのを知る事は非常に大事なことになりますので、パラボリックに限らず、どんなテクニカルでも、ず~と眺めて動きを確認してみるのは参考になると思いますよ。

スキャルやデイトレ向き

このように、パラボリックはリペイントされるテクニカルツールになりますので、表示が切り替わった一つ目のパラボリックでエントリーを狙うのであれば、ず~とチャートに張り付く必要があります。

なので、そのような狙い方をするのであれば、比較的短い時間足を使った、スキャルやデイトレのほうが向いていると思います。

ただし、パラボリックが切り替わったローソク足の確定時というルールであれば、エントリーのタイミングとしてかなり遅い場合も多いですが、4時間足や日足を使ったスイングでもエントリーに使うことはできると思います。

しかし、パラボリック単体でドテンを繰り返すエントリーでは、MAのクロスと一緒で、勝ったり負けたりを繰り返すだけになってしまいます。

パラボリックの考案者であるワイルダー氏も、パラボリック単体ではなく、ADXとの併用を推奨していますので、パラボリックをエントリーに使うのであれば、他のテクニカル指標や、複数の時間足との組み合わせで判断したほうが良いでしょう。

決済・トレーリングストップに使う方法

パラボリックのもう一つの使い方として、決済に使う方法、特にトレーリングストップに使う方が多いようです。

ちなみに、トレーリングストップというのは、利確注文を入れずに、損切り注文を切り上げていく決済方法になります。

そして、パラボリックを使用したトレーリングストップのやり方としては、ローソク足が1本確定するたびに、ストップを切り上げていく事になります。

パラボリック トレーリングストップ

例えば、①の局面では、若干ストップが早い気もしますが、その後ダラダラとした展開が続きながら下がってきていますので、決済のポイントとしては、悪くないように感じます。

そして、②の局面では、一旦大きく下げてからまた上昇していますので、このような形での決済となるのは、非常に悔しい思いをするものです。

しかし、どのような局面でもドンピシャで機能するような決済方法などありませんので、このようにパラボリックをトレーリングストップで使うのであれば、この辺は仕方が無い割り切ることも必要になると思いますよ。

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